第13回しまね小中学生新聞コンクールは「現場へGO!」をキャッチフレーズに開催しました。身近な地域や家族のこと、学校の体験学習などをテーマに現地取材の成果をまとめた手作り新聞が、島根県内の小中学校153校から5038点寄せられました。第3回しまね高校生新聞記事感想文コンクールには327編の応募がありました。小中学生各学年の上位作品、学校賞受賞校、高校生の入賞作を紹介します。
13回目の今回も、応募数が小中学校9学年で5千点を超えました。過去には1万点を超えたこともあります。審査は学年別に行い、審査委員が1点ずつ目を通しました。どの作品もさまざまな工夫や良さがあり、頑張って作ったことが感じられました。審査会の静かな室内に時折、感嘆の声が響きました。
今回は「現場へGO!」のキャッチフレーズで作品を募集しました。現地に行き、自分の目や耳で確かめることを大事にしてほしい、という思いを込めています。「百聞は一見にしかず」です。
「NIE(教育に新聞を)」という世界的な活動が、島根県で始まって30年になります。NIEの理念には、教室ではできないことなどを実社会から学ぶことが、真の学力や能力の向上につながるという考えが含まれています。新聞作りは、これまでの学校教育の課題を問いかけているようなところがあります。13年間の「学校賞」受賞校や候補の多くは、学校ぐるみで率先して挑戦してきたと言えるでしょう。
新聞作りで得られた個人や学校としての教育的な成果は、作品の紙面に表れています。出来上がった作品を家庭や学級内で評価し合い、そこから学ぶ機会を持つことも大切にしたいと思います。
審査を通して、新聞作りの成果と価値を強く感じています。取り組みの工夫が一層深まることを願っています。
<各学年の優秀作品と学校賞受賞校>
◆小学1年生の部
◆小学2年生の部
◆小学3年生の部
◆小学4年生の部
◆小学5年生の部
◆小学6年生の部
◆中学1年生の部
◆中学2年生の部
◆中学3年生の部
◆学校賞