第11回しまね小中学生新聞コンクール

中学2年生の部 

(作品をクリックするとPDFでご覧いただけます)

 <最優秀賞>

「SDGs目標11 住み続けられるまちづくりを」

島根大付属義務教育学校
鳥飼 逢生(あお)さん




自分らしく暮らせるように

 この新聞は、1年半前に応募したわがまち新聞コンクール(島根県NIE推進協議会主催)に応募した「リ・ホープで、再び希望と笑顔を!グリーンスローモビリティ」の続編です。今回は住み続けられるまちに着目し、取材をしました。住み慣れたまちで自分らしく暮らす高齢者さんたちの言葉は、説得力のあるものでした。僕と地域をつないでくださった岩本さんに感謝します。

審査員の言葉

 ☆紙面の結論である「いつまでも好きな町で自分らしく」の見出しを大きく配し、インパクトがある。

 ☆見出し、レイアウトが美しい。団地のスローモビリティから、これからどんな町であれば豊かな生活ができるか重要なテーマによくくらいついている。

 ☆高齢者の困りごとを解決する二つの事例を丁寧に取材し、見やすく表現した。記事一つ一つがとても丁寧に書かれている。

 <優秀賞>

「松江の日本酒文化を守る」

島根大付属義務教育学校
籠橋(かごはし) 真紘(まひろ)さん




工夫や苦労知り思い強まる

 私は自由研究をきっかけに発酵に興味と持ち、松江の酒蔵の過去、現在、未来について考えてみようと思いました。実際に取材をする中で、伝統と現代のニーズを両立させる工夫や苦労を知り、すばらしい日本酒文化をこれからも守り続けていきたいという思いで新聞にまとめました。

審査員の言葉

 ☆日本酒愛好家の私は「よくぞ取り上げてくれた」と思いました。日本酒だけでなく、今後はみそなどの醸造文化にも目を向けて、新聞にしてください。

 ☆日本酒の現状、課題を分析し、課題解決策を考えた秀作です。当事者の言葉のほか、自分なりの提案をしているのもいい。

 ☆まだ飲めない年齢なのに日本酒文化に興味をもった点を高く評価します。後継者不足に言及しているのも問題をきちんととらえています。

 <優良賞>

「ふるさとの変遷」

島根大付属義務教育学校
武田 麻鈴(まりん)さん




インターチェンジから発見

 今と昔のインターチェンジ周辺の変化についてくわしく探ると、さまざまな発見に出合い、新たな知見を得ることができ、視野を広げるよいきっかけとなりました。できるだけシンプルで移り変わりがひと目で分かるように配置したり、写真やグラフなどを用いて傾向が伝わりやすくなるよう工夫をしました。

審査員の言葉

 ☆インターチェンジに的を絞った点を評価。インターチェンジの影響を分かりやすくまとめています。

 ☆自分で仮説を立て、検証してまとめる一連の流れがすばらしい。

 ☆仮説を立てて検証するという科学の手法が素晴らしい。写真の使い方もうますぎます。

 ☆インターチェンジができることで地域がどう発展するか、仮説から実証までよくまとめてありました。