第11回しまね小中学生新聞コンクール

小学5年生の部 

(作品をクリックするとPDFでご覧いただけます)

 <最優秀賞>

「たたら新聞」

安来市立安田小学校
大谷(おおたに) 竜世(りゅうせい)君




日本支えた文化知って

 父の影響でたたらに興味をもち、たたらについて調べました。「たたら吹き」を見学して、熱い中で風を送る角度を調節したり、砂鉄や木炭を少しずつ入れたりと、とても大変なことだと実感しました。昔はこれを三日三晩かけて行っていたと思うと、昔の人のすごさが分かりました。僕の新聞を通して、島根には日本を支えた重要な伝統があることを全国の人に知ってもらいたいです。

審査員の言葉

 ☆たたらの全体像を伝える紙面構成と写真や絵による表現に一歩優れたものがある。

 ☆写真やイラストの使い方が効果的。美しくまとめられ、目を引きつける紙面。SDGsにも触れてあり、内容もしっかりしている。

 ☆自分でもたたらに挑戦したのがすごい。私もやってみたかった。

 ☆ミニたたらまでチャレンジした姿勢に心打たれました。すごいぞ君は!

 <優秀賞>

「使っているのは平田だけ?!ランバック新聞」

出雲市立平田小学校
糸賀(いとが) 彩乃(あやの)さん




いつまでも残ってほしい

 新聞で、私たちが当たり前に使っているランバックは全国的にも珍しいと知って、調べてみようと思いました。工夫したところは、ランドセルを使っているいとこに取材して、ランバックとランドセルの良いところを探したところです。いつまでもランバックを使う学校が残っていてほしいです。

審査員の言葉

 ☆平田地区の学校でしか使われていないランバッグを紹介し、一般的なランドセルと各面から比べ、その長所、短所を分かりやすく説明しています。

 ☆ランドセル論争を子どもの視点から見つめようという発想が面白い。

 ☆毎日使っているランバッグの歴史と良さをランドセルと比較して分かりやすく紹介している。身近な疑問を記事にする姿勢がよかった。

 <優良賞>

「シベリアよくりゅう新聞」

安来市立安田小学校
泉住(いずみ) 幸花(さちか)さん




戦争のつらさ伝えていく

 私のひいおじいちゃんも経験したつらいシベリア抑留について、たくさんの方にも知っていただきたいと思いました。「平和で美しい日本を守って」という庄子さんの願いを忘れず、これからも大切な人たちが幸せに暮らせるように、戦争のつらさを伝えていきます。そして、今世界で起きている戦争が一日でも早く終わることを願っています。

審査員の言葉

 ☆曽祖母の話を聞き、本を取り寄せ、ひいおじいちゃんの体験に近づこうとしたファミリー・ヒストリーの新聞。映画「ラーゲリより愛を込めて」の上映もありタイムリーな作品。

 ☆ウクライナの戦争と関連付け、シベリア抑留体験者の話を基に戦争の実態を分かりやすく表している。

 ☆6年生に進級して歴史で太平洋戦争を学習する時に資料として授業で使ってください。これは教材です!