山陰中央新報社主催の「第6回しまね小中学生新聞コンクール」は、「発信! ぼくの、わたしのスクープ」をキャッチフレーズに、昨年6月から11月末まで作品を募集しました。島根県内の小中学校198校から過去最高の1万1003点の手作り新聞が寄せられました。家族や趣味のこと、身近な疑問、学校で取り組んだ調べ学習や職場体験のまとめなど、一人一人の視点で切り取られた1万1003の「スクープ」から、各学年の入賞作、学校賞受賞校を紹介します。
   <審査委員長講評>
        島根大学名誉教授
         島根県NIE推進協議会長  
有馬 毅一郎先生
       ◆個性的な問題意識光る
  応募数が昨年までを大幅に上回り、1万1千点を超えました。これは驚きです。特に中学生の応募増が目立ちました。新聞作りに挑戦する人、楽しむ人、学習に生かす学校の増加を表していると思います。とても喜ばしいことです。

 一方、同時にレベルも高くなり、審査が難しくなってきました。例えば上位の順位決定も非常に僅差の接戦になり、審査員は苦しみながら決断しました。

 審査員の皆さんが大事にしていることについて、少し触れておきます。「新聞作り」はテーマの決定や情報収集、まとめ、紙面表現の工夫に至るまで、多様な学習要素を含む総合的な活動の成果として成立します。審査員は記事やレイアウトのレベルの高さだけでなく、個人的で個性的な問題意識や感性、「その人らしい」ということを大切にしたいと考えています。

 せっかくよい作品がたくさん誕生しているのですから、この経験を次の新聞作りや学習に生かしていただきたいと思います。

 新年度に向け、次の新聞作りの構想を考え始めている人もいるでしょう。こうして新聞作りが楽しく、有効な学習の一つとして広がることを願っています。

 あなたの次のスクープは何でしょうか?
 
 
<新聞コンクール入賞紙面へリンク> 
 ◆小学1年生の部          ◆中学1年生の部
 ◆小学2年生の部          ◆中学2年生の部
 ◆小学3年生の部          ◆中学3年生の部
 ◆小学4年生の部      
 ◆小学5年生の部          ◆学校賞(小学校)
 ◆小学6年生の部          ◆学校賞(中学校)