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住宅模型で住警器PR/松江の消防署員手作り/煙の動きを再現/来年6月設置義務化向け
松江市消防本部は来年6月から住宅用火災警報器(住警器)の設置がすべての住宅に義務づけられるのを受け、同本部南消防署員が住警器を設置した住宅の模型を手作りした。松江市朝日町の松江テルサ1階に15日まで、実物の住警器と一緒に展示し、市民に周知徹底を図っている。
模型は合板製で幅1メートル、奥行き70センチ、高さ75センチの4部屋ある二階建て。設置が義務づけられている寝室や階段など4カ所に住警器が取り付けられ、線香など煙が出るものを中に入れると煙の通り道が外から分かるようになっている。約2週間かけて作った。
同部予防課の足立博之係長は実際に松江市内で住警器を設置していたおかげで火災の拡大を防いだ例を挙げ「自分の命を自分で守るのは基本。住警器を一日でも早く設置してほしい」と強く呼び掛けている。
同本部によると、松江市の2008年の出火件数は83件。そのうち、建物火災は45件で4人が亡くなった。4人とも住宅に住警器は設置されていなかったという。
模型は18日から県庁ロビーで、その後は公民館などで展示する予定。
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