住宅に関する情報をご紹介します。
少人数世帯や母屋の離れにいかが/本体価格550万円の住宅/アート建工が「新すまい55」販売
建築業の(株)アート建工(境港市福定町、魚谷賢一社長)は11月中旬から、本体価 格が550万円の割安住宅を販売している。プロジェクト名は「新すまい55」。面積 は平屋が48平方メートル、2階建てが60平方メートルと小規模だが、耐震性や省エ ネに自信のある住宅として、少人数世帯の住まいや母屋の離れとして提案する。
同社は、全国約500社が加盟する日本最大の工務店ネットワーク組織「ジャーブ ネット」(事務局・(株)アキュラホーム=東京都)のメンバー。低価格販売で住宅 ローン返済の負担を軽減し、ゆとりのある生活設計に役立ててほしいと、同組織が「新 すまい55」を企画し、アート建工も施工、販売を始めた。
平屋は48・74平方メートル。オール電化でシステムキッチンやエコキュート、バ リアフリーのユニットバスのほか、電気式床暖房、洗髪洗面化粧台、カラーテレビドア ホンなどを標準で備える。2階建ては60・39平方メートルで、高さ2・4メート ル、幅2・6メートルの大型収納も完備した。生活スタイルに合わせ、室内に間仕切り が付けられるSI(スケルトンインフィル)構造も特徴にしている。
ジャーブネットによる材料の共同仕入れに加え、生産効率を上げて短期間で完成でき るよう徹底した施工コスト管理の手法を導入し、平屋、2階建てとも550万円という 低価格を実現した。
このほかの給排水や、外構工事などは別途必要になる。
アート建工は年間2、3棟を建築、販売したい考え。魚谷宗司副社長は「若い夫婦や 子どもが独立した団塊の世代の夫婦などのほか、母屋の離れ需要も掘り起こしたい。年 金対策として賃貸利用もできる」とPRしている。山陰ではジャーブネットに加盟する (有)大廣建設(松江市八幡町)も取り扱う。
- 住宅省エネやEV普及/脱炭素 42都道府県が新事業 (22/3/20)
- 「線引き」存廃 22年度末に判断/松江市内の区域区分 議論 (22/2/2)
- くらしと経済/災害控除やコロナ寄付も/確定申告 マイナカードと連携 (22/1/28)
- 住宅ローン減税適用 残高証明の提出不要/会社員対象に政府方針 (21/12/01)
- 省エネ住宅 補助拡充へ/中古改修や先進新築物件/国交省/脱炭素化を後押し (21/9/14)