生涯を通じた健康で質の高い生活を送るためには、正しい生活習慣を身につけ、日ごろから生活習慣病予防に務めることが大切です。これまでの健康管理は、自分自身で食生活や運動習慣、休養に気を配るなど、個人に対する取り組みが中心でした。しかし、生活習慣病予防の増加・若年化やメンタルヘルスの問題など、個人への対策だけでは解決出来ない課題も多く、企業や地域社会全体で取り組む必要性が高まっています。
 いま、従業員の健康増進を図ることで生産性や企業カチを高める「健康経営」という考え方が全国的に注目を集めています。そこで、山陰中央新報社では、島根県や全国健康保険協会島根支部、県商工会議所連合会などの関係団体と協力し、「健康経営推進で健康長寿日本一へ しまね健康づくりキャンペーン」を展開します。

県内企業の取り組み紹介

 従業員の健康を企業の経営資源と捉え、健康増進を図る「健康経営」の考え方が島根県内に広がっています。2016年から全国健康保険協会島根支部が中心となり、島根県・山陰中央新報社とともに健康経営に取り組む企業を増やしていくため、「ヘルス・マネジメント認定制度」を展開しています。
 22年11月27日現在で、1,327事業所が同制度にエントリー(健康宣言)しており、そのうち167事業所が認定を受けています。
 同制度で認定を受けた県内企業の取り組みを紹介します。

サンベ電気株式会社


■従業員の健康に関する取り組み

  • ①毎年宿泊研修の際に、協会けんぽの講師を招き、健康づくり出前講座を受講
  • ②年に一度、全員でレクリエーションを毎年実施
  • ③全社員に対して、毎年健診を実施。メールにて周知している。受診率100%
  • ④人間ドックの際、オプション検査の費用を会社負担

■自社の健康経営に対する取り組み

 弊社は、社員ファーストの考えのもと、社員やその家族の幸せを第一に考え、福利厚生の更なる充実を図り、安心で働きがいのある職場環境づくりを目指す、明るく元気な会社です。
 「大切な社員にはまず健康であってほしい。もしもの時は、社員やその家族を支えられる会社でありたい」と考え、全社員に、3大疾病に対応した保険に加入してもらい、保険料を全て会社が負担する制度を導入しております。




株式会社ジンザイスチール


■従業員の健康に関する取り組み

  • ①大小4つの事業所全てでストレスチェック・健康習慣アンケートを行い、その結果をもとにメンタルサポートを実施
  • ②受動喫煙を防ぐため、建物外に喫煙ルームを設置。現場への通勤車両の禁煙化、非喫煙者全員に禁煙手当を支給
  • ③夏場の現場作業での熱中症対策として空調服・各種グッズの支給。「清涼飲料水+熱中症対策飴」を毎日全員に支給
  • ④各事業所で毎月一回安全協議会を実施。年一回全社員参加の安全大会で社外講師による健康に関する講話を実施

■自社の健康経営に対する取り組み

 弊社の経営理念である物心両面の幸福を追求する為に健康経営を行う事の重要性を、社員一人一人と価値観を共有して理解を深めています。様々な取り組みを通じて全員が100%の力を発揮できるよう、心と体の両面からサポートを行うことで、社員とその家族の安心で安全な企業を目指します。また、未来を担う若手社員を確保する為に福利厚生等を見直し、健康経営でイメージアップを図ることで新卒採用に結び付けたいと思っております。





主唱/山陰中央新報社、全国健康保険協会島根支部

特別協賛/アクサ生命保険

後援/島根県、島根県健康福祉部、島根県商工労働部、島根県商工会議所連合会、島根県商工会連合会、島根県中小企業団体中央会、島根経済同友会、島根県経営者協会、島根県医師会、島根県社会保険協会、島根県社会保険労務士会、島根労働局

企画・制作/山陰中央新報社ビジネスプロデュース局