生涯を通じた健康で質の高い生活を送るためには、正しい生活習慣を身につけ、日ごろから生活習慣病予防に務めることが大切です。これまでの健康管理は、自分自身で食生活や運動習慣、休養に気を配るなど、個人に対する取り組みが中心でした。しかし、生活習慣病予防の増加・若年化やメンタルヘルスの問題など、個人への対策だけでは解決出来ない課題も多く、企業や地域社会全体で取り組む必要性が高まっています。
 いま、従業員の健康増進を図ることで生産性や企業カチを高める「健康経営」という考え方が全国的に注目を集めています。そこで、山陰中央新報社では、島根県や全国健康保険協会島根支部、県商工会議所連合会などの関係団体と協力し、「健康経営推進で健康長寿日本一へ しまね健康づくりキャンペーン」を展開します。

県内企業の取り組み紹介

 従業員の健康を企業の経営資源と捉え、健康増進を図る「健康経営」の考え方が島根県内に広がっています。2016年から全国健康保険協会島根支部が中心となり、島根県・山陰中央新報社とともに健康経営に取り組む企業を増やしていくため、「ヘルス・マネジメント認定制度」を展開しています。
 22年8月15日現在で、1,337事業所が同制度にエントリー(健康宣言)しており、そのうち164事業所が認定を受けています。
 同制度で認定を受けた県内企業の取り組みを紹介します。

医療法人社団 創健会

●従業員の健康に対する取り組み

  • ・健診は受診日を指定して全従業員に案内している
  • ・勤務時間が短い従業員にも健診を実施している
  • ・従業員の禁煙に向けた外来診療費用の一部助成を実施している
  • ・メンタルヘルス相談窓口として保健師による「こころとからだの健康相談室」を設置し周知している
  • ・事業場外にもメンタルヘルス、ハラスメント等の相談窓口を設置し周知している
  • ・目標を掲げ、年次有給休暇の取得を促進している
  • ・敷地内禁煙とし受動喫煙防止に向けて対策している
  • ・健診結果が再検査となった従業員には精密検査の受診勧奨を行い、結果の提出を依頼している
  • ・メンタルヘルス、ハラスメント対策として研修会受講のほか、従業員向け研修も年1回実施している

●企業経営者の思い

当法人は「ふれあいと健康をもとめて」という理念を掲げ、地域の方々に保険・医療・福祉の総合的なサービスを提供しています。
 利用者の皆さまの健康の保持増進に貢献するのはもちろんのことですが、より良いサービスを提供するためには、提供する側の従業員の健康管理も重要なことだと考えています。また、少子高齢化等による労働力不足が懸念されている中、既存のサービスを提供し続けていくには、従業員が高齢になっても元気で働き続けてもらう必要があります。
 今後も地域の皆さまに充実したサービスを提供していけるよう、健康経営を推進し、従業員の健康増進に努めてまいります。




株式会社 給食雲南

●従業員の健康に対する取り組み

  • ・全従業員に対して健診を実施、文書にて周知している。受診率100%
  • ・保健公社の再検査一覧で把握し、対象者には受診指導し、勤務の日程調整など行い受診しやすいよう配慮している。また、特定保健指導も調整を行い実施している
  • ・従業員の健康管理の一環として弊社管理栄養士による「減塩指導研修」を実施。今年度は外部講師を招き「腰痛対策研修」を予定している
  • ・勤務体制は子どもの病気など急な休みに対応できるフォロー体制を整えている
  • ・職場における健康づくりの推進は総務部が担当している
  • ・社会保険委員等研修会、健康保険委員交流会、健康経営セミナーに参加
  • ・会社独自のストレッチ体操を毎朝実施し、各センターにDVDを配布し周知している
  • ・事務所と各給食センターの報連相は毎日実施し朝礼で周知を図る
  • ・事務所、給食センター共に建物内禁煙とし、屋外に喫煙スペースを設置
  • ・禁煙デー・節煙週間を実施、禁煙を促すポスターを各給食センターに掲示
  • ・メンタルヘルスの相談窓口として、困ったことは個別に電話するように朝礼口頭で周知している
  • ・メンタルヘルス研修に参加し、保健所のストレス研修を2回に分けて全員参加で実施


●企業経営者の思い

弊社は「安全・安心・信頼 〜地域の子は地域で育てます〜」を社是とし、雲南市内2つの学校給食センターで調理業務を受託しております。社員の心身の健康や活力が根底にあるからこそ未来を創る子供たちへ安全安心な食を提供できるのではないかと考えています。定期的な健診や日々の健康記録による身体面のケアはもちろん、個人面談等で仕事やメンタル面にも注視し、健康で活き活きと社員が働くことができることこそ会社の宝だと思っております。






山陰建設工業株式会社

●従業員の健康に対する取り組み

  • ・健診は個人ごとに希望調査書を配布し性・年齢別に受診可能な検診を周知している
  • ・健診結果周知用の書式を作成。産業医と連携し、結果に対する評価を周知
  • ・本社・支店に健康づくり担当者を設置し、「安全衛生計画書」にて年間スケジュールを管理
  • ・アクサ生命の健康経営セミナー・協会けんぽ禁煙セミナー・島根県メンタルヘルス研修会に参加している
  • ・職場の健康対策として毎月「安全衛生委員会」を開催している
  • ・社長と一般社員が直接対話ができる体制を整備しコミュニケーション向上に努めている
  • ・協会けんぽのチャレンジウォークの周知と本社事務所でラジオ体操を実施
  • ・毎月一回全社員参加の全体朝礼を実施し、週一回各部門長参加の検討会議を実施している
  • ・昼の55分の休憩のほかに、午前、午後各10分の休憩を設けている
  • ・「メンタルヘルス管理体制」が整備され、相談窓口が決められている
  • ・従業員に対する企業独自の健康づくりの取組として、ジョイメイト島根を利用している


●企業経営者の思い

平成30年頃から新卒採用に力を入れ始めたのがきっかけです。リクルート面でも注目されている健康経営に着目し、福利厚生等の見直しを検討しました。最近の就活生は、給与だけでなく「働く環境」も重要視しており、未来の建設業を担う若手社員を確保するために、健康に配慮した経営に関する取り組みを開始しました







●制度概要
(1)本制度は、「健康経営※」の普及・促進を目的として、全国健康保険協会島根支部(以下「協会けんぽ」という)、島根県及び山陰中央新報社の3者共同事業の一環として、また県内の各種経済団体、金融機関等と連携して実施する事業です。
(2)協会けんぽ加入事業所が、従業員の健康づくりへの支援等を継続的かつ積極的に取り組む旨の健康宣言を行い、認定手続きを経て認定事業所となった場合、認定証の交付及び表彰状を贈呈します。
(3)各種優遇制度が活用できます。
※「NPO法人健康経営研究会」の登録商標

主唱/山陰中央新報社、全国健康保険協会島根支部

特別協賛/アクサ生命保険

後援/島根県、島根県健康福祉部、島根県商工労働部、島根県商工会議所連合会、島根県商工会連合会、島根県中小企業団体中央会、島根経済同友会、島根県経営者協会、島根県医師会、島根県社会保険協会、島根県社会保険労務士会、島根労働局

企画・制作/山陰中央新報社ビジネスプロデュース局